人権集会(Ⅱ):校長講話
今朝の人権集会での校長先生のお話です。
”・・・。昨日、人権擁護委員さんがみえて低学年と高学年に分かれて人権についての紙芝居をしてもらいました。校長先生も読み聞かせをしたいと思います。まず、最初は「わたしのせいじゃない」という絵本です。この本はスウェーデンで生まれました。それじゃあ読みますね。(中略)
どうでしたか?なんのお話ですか?そう「いじめ」ですね。みんな「わたしのせいじゃない」って言いますね。どういう理由でわたしのせいじゃないっていますか?そうですね。ある子は『みているだけだった』と言います。また『おおぜいだったのでわたし一人では止められない』と言います。『わたしがはじめたのではない』とか『みんなたたいた。ぼくもたたいたけどほんの少し』と言ってますね。次に、『その子がかわっているんだ』とか『おもしろくない』とか『弱虫、最低』などとその子のせいにしますね。じゃあ最初にたたいた人だけがいじめたのでしょうか?そうではありませんね。全員がいじめたのですね。いいですか。見ていた人もいじめたことになるんですよ。よく覚えておいてください。
次は、こんな学級になってほしいなあ。こんな学級ならいじめなんておこらないだろうなあと思う本を読みますね。「教室はまちがうところだ」という本です。たくさんの先生は知っていると思いますよ。じゃあ読みますね。(中略)
校長先生の好きなところは『まちがいだらけの僕らの教室 おそれちゃいけない 笑っちゃいけない 安心して手を上げろ 安心してまちがえや まちがったって 笑ったり ばかにしたり おこったり そんなものはおりゃあせん』です。自分の意見や考えが言える学級はみんな温かい心を持った人ばかりです。こんな学級だと勉強も伸びるだろうし、いじめもおこらないと思いますよ。みなさんも担任の先生を中心にこんな学級にしてくださいね。”