桜の花がほころび始める時期になりました。昨日,教職員の定期異動にともなって,鳥羽小学校を離れる2名の先生をお送りする離任式がありました。離任式ではお二人から感謝や励ましの言葉をいただきました。お二人は鳥羽小学校の教育のために一生懸命に尽くしてくださいました。新天地でも,ますますご活躍されることを祈っています。
以下,校長先生からの転任の挨拶(一部抜粋)です。
本年度の教職員定期異動により鳥羽小学校から上中中学校への異動となりました。昨年鳥羽小学校に赴任してわずか1年間の在籍となり、正直なところ思わぬ異動でなんとも言いようのない心中で過ごしています。
さて、母校である鳥羽小学校の1年間はとても充実したものでした。一番幸せに感じたことは、何をおいて素晴らしい子どもたちに恵まれたことです。今までいろんな学校に勤務してきましたが、鳥羽小学校では、いじめや不登校で頭を悩ます必要が全くありませんでした。また、夜遅くまで職員会議を開いて対応に苦慮するような事件や事故もなくこんなに平和な学校に勤めさせてもらいもったいないようにも感じました。
朝、校門に立っていると元気よく子どもたちは登校してきます。「おはようございます」と挨拶を交わすのですがじっと私の目を見て言ってくれます。時折、視線が下がったり何か言いたそうなそぶりをしたりするときには「どうしたの?」と聞くと素直に話してくれます。そのことを担任に伝えるとすぐに対応してくれて、次に会うときは笑顔になっています。身内の自慢をするのははばかるべきかもしれませんが職員にも恵まれました。どの児童に聞いても担任の先生のことが大好きみたいです。授業中はもとより、休み時間に一緒に遊ぶ様子や放課後勉強を教える姿に子どもとの信頼関係を感じました。
保護者や地域の皆様にもお世話になりました。鳥羽地区出身ということもあり多くの方から気安く声をかけてもらったり、鳥羽小学校のことならば、と骨身を惜しまずご協力いただいたりして本当に助かりました。校長は代わりますが引き続きご支援賜りますようお願いします。私も異動はしても以後ずっと鳥羽地区民です。今度は鳥羽小学校を支える側でお役に立とうと考えています。
異動となりましたが勤務先は上中中学校です。卒業した6年生と一緒に行くことになりますし、現在の児童のお兄さんお姉さんが在籍されるご家庭も多いことでしょう。また、多分年齢的にもう異動はなさそうですから今の小学生も順に入学してきて会えることと思います。今後ともお世話にならなければならない保護者の方も多いことと思いますので引き続きよろしくお願いします。1年間でしたが大変お世話になりました。少し寂しいですが中学校でお会いできるときをお待ちしています。
今日で平成28年度の全教育課程を無事終了しました。全校児童の一年間の頑張りに職員一同心から拍手を送ります。以下,終業式・修了式での校長先生のお話を紹介します。
”おはようございます。
今日で平成28年度の授業がすべて終了します。それではこの1年間を振り返ってみましょう。1年生はひらがな、カタカナ、漢字が書けるようになりましたね。2年生は九九が言えるようになりましたね。それぞれの学年でそれぞれ新しい学習に取り組み、難しい勉強に頑張りました。そのため知識の量が大きく増えたことでしょう。1日1日はあまり変化のないように思いますが1年たって振り返るとずいぶん多くのことを勉強してきたことに気づきます。そう考えると1日1日がいかに大切かが分かります。
去年集会でお話ししたイチロー選手の言葉覚えてますか。校長室の前にはってありますよ。「小さなことを重ねることがとんでもないところに行くただひとつの道」です。上達への近道はありません。小さなことの積み重ねが大切だとイチロー選手は言っているのです。
みなさんは友達の素晴らしいところを見てすごいなあと感じることがあるでしょう。「かるた全部覚えてすごいなあ。」「サッカーのドリブルが上手ですごいなあ。」「習字がとても上手ですごいなあ。」「あんなに速く泳げるなんてすごいなあ。」「ピアノが弾けてすごいなあ。」とか…でも本人はすごいことをやっているとは思っていません。コツコツ練習を繰り返しているうちに上手になってきているのです。そしてまだまだ上達したいと思っているのです。
マラソンの練習で1週間に1回7キロ走るより毎日1キロ走る方が走る距離は一緒ですが効果は違います。勉強も同じです。一気に長い時間勉強するより毎日のコツコツとした努力が実を結ぶのです。明日から春休みになりますが勉強する日としない日を作らず毎日決められた時間勉強しましょう。
先日卒業式があって6年生はいなくなりました。今は少し寂しいですがもう少しすると1年生が入学してきてみなさんは1学年ずつ上にあがります。また学校はにぎやかになるでしょう。5年生の人は6年生からバトンを渡されましたね。春休みの間にしっかりと次の学年への準備をしてください。そして安全と健康に気をつけて元気な姿で4月に会いましょう。”
このブログは今日でしばらくお休みさせていただきます。新年度からまた鳥羽っ子の生き生きとした姿をお伝えしていければと思います。一年間,ご覧いただきありがとうございました。
明日は平成28年度の修了式・終業式です。今日は、今年度の給食の最終日でした。一人の欠席者もなく、ランチルームに全員がそろって給食を食べることができました。前半は音楽を聴きながら、後半は近くの人たちと楽しく話しながら食べている様子が見られました。もくもくと食べたり、話をしながら食べたりと、みんなで楽しい時間を過ごすことができました。給食の終わりには、子どもたち全員で、「ごちそうさまでした。」を声をそろえて言いました。業者の方々など、たくさんの方々のおかげで毎日の給食をいただくことができています。学校給食を支えてくださっているみなさま、大変お世話になりありがとうございました。来年度もよろしくお願いいたします。
卒業式が終わり一週間がたちました。そして、次は年度末が近づいてきました。今年度の授業日もあと3日となり、各教室ではお楽しみ会をしたり、かたづけをしたりしていました。4年生では、習字や図工の作品、国語で書いた作文などを、自分たちでデザインした作品バックに収納して今日持ち帰りました。作品などが返却され、それらを見る子どもたちは、まるで一年間の学習を思い出しているかのようでした。そして、体育館では、卒業生の似顔絵をはがしました。(離任式で卒業生にわたします)いよいよ校舎内では進級する準備が進んできました。今の学年が終わってしまうのは少し淋しいですが、一つ学年が上がる子どもたちの姿を想像すると楽しみも湧いてきます。
英語教育は今、大変革の時を迎えています。
2020年東京オリンピック・パラリンピックをきっかけにして、グローバル化に対応した教育が始まります。大きな変化は大学受験です。現中学2年生からは、センター試験が廃止され、全く新しい受験制度が始まります。
英語に関して言えば、いわゆる読み書き中心の「受験英語」から、話す聞くを加えた「4技能テスト」に変わります。英語検定などの準1級を取得すれば満点と見なされるなど、中学生や高校生が早くから英語を学習する熱が高まると安易に予想できます。
今、小学校では外国語活動(英語)が行われていますが、福井県では来年2018年春から英語科が全国に2年先駆けて始まります。今、学習している「話す・聞く」中心の学習は、きっと7年後の受験やその先の将来の職業選択に役に立つものです。先を見据えて、日々の学習を進めていきたいものです。
本日、第118回卒業証書授与式が行われ、16名の卒業生が、鳥羽小学校で過ごした6年間の思い出を胸にこの学び舎を巣立っていきました。厳かな雰囲気の中、卒業生は凛とした立派な態度で式に臨み、在校生は卒業生に対するお礼やお祝いの思いを、歌や言葉、態度で表そうと心を一つにしていました。途中、大きな雨の音が聞こえてきましたが、子どもたちの思いを乗せた張りのある歌声は、雨音でかきけされるどころか、雨音がエコーにさえ感じられるほどでした。また、感極まって涙しながらも堂々と歌い、みんなの顔を見て呼びかける卒業生の姿はとても凛々しく、在校生の目にしっかりと焼きついたことと思います。縦のつながりの深さを感じる涙の絶えない感動的な卒業式となりました。
また、最後の学活では、スライドで6年間をふり返ったり、一人ひとりからのメッセージを伝え合ったり、涙あり笑いありで別れを惜しんでいました。
卒業生の今後の幸せを心から祈っています。ご卒業おめでとうございます。